短歌の魅力を知りたい人必見!!【おすすめ本紹介5冊 穂村弘、工藤吉生・・】

短歌の魅力を知りたい人必見!!【おすすめ本紹介5冊 穂村弘、工藤吉生・・】
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 短歌は、日本文学の中でも独特な響きと魅力を持った詩形の一つです。

 一見簡単に見える短歌ですが、実はその短い文字数の中に、豊かな情景描写や深い思考が込められています。

 もし、短歌に少しでも興味があるのであれば、今回おすすめする5冊の本を読んでみてください。

 この本を読んで短歌の世界をなんといなく理由を求めず理解し、自分自身の詩歌創作にチャレンジしても面白いと思います。

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目次

おすすめ本 5冊

世界で一番すばらしい俺

『世界で一番すばらしい俺』
工藤吉生(著/文)
発行:短歌研究社

【感想】
 昔から感性が乏しいのか、読んでも詩についてはあまりピンと来ないのですが、俳句とか短歌とか川柳とか狂歌とか都々逸とか、5音と7音で構成されるものは結構好きだったりします。

 さて、この本は短歌集でして、収録されているものは情けない句や尊大な羞恥心が反応してしまうような句が多いですが、なんといってもタイトルになっている句がとても良くないですか。

 場面の状況をひっくり返すには至らないかもしれないが、なんとか強がって小さな自尊心を守る。
 好きな17音(嫌な状況と言った方が良いでしょうか)に「世界で一番すばらしい俺」の15音を付けることで何かが救われるタイミングが必ずあると思うので、心にこの15音を常にストックしておこうと思います。

アーのようなカー

『アーのようなカー 』
寺井奈緒美(著/文)
発行:書肆侃侃房

【感想】
 短歌集です。

 詩や歌って、どう読んでどう解釈したらいいのかというのに悩んだりもするのですが、自分事に引き寄せて感じるものを感じれば良いかと最近では割りきっております。

 深い解釈とかには憧れますが、表層上滑りな感想でしかなくとも、何処かしら自分のなかに刺さるものがあればその言葉が今の僕にとって必要なのでしょう。

 どこかに忘れてきた「何か」に対する懐かしさや、ちょっとだけ前向きになれる雰囲気が好きな僕が、今回の歌集の中でなんとなく良いなと思ったのはこんな感じでした。

 例えばこんな感じです。

 ・算数のノートの隅で育ててた棒人間よ まだ走れるか
 ・今だってジャングルジムのてっぺんに立てば空気は澄み渡るはず
 ・酔っ払いに蹴っ飛ばされて倒された三角コーンの見上げる夜空

きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記

『きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記』
穂村 弘(著/文)
発行:河出書房新社

【感想】
 作者がふと手に取った本なんかをテーマに、肩肘張らず書いたエッセイ集。

 エッセイとか読むの好きなんですが、その理由というか、個人的に思っていたことが、この本のなかにも書いてあって「やっぱりそうですよね 」と思いました。
他人の目」を借りる、という章題です。
『この経験によって、私は「他人の目」を借りる、つまりその意識や感覚を通してみることで、ありふれたものの意味や価値が変わる、ということを知った。』

 自分が体験したり読んだりしてもおそらく流してしまうところを拾って、改めて示してくれるのもこの手の本の良いところですね。
 映画とかテレビだとアンテナを張っていないとさらりと流れてしまって拾えないことも多いですが、本だと自分のペースで進めるので、他人の目を通して知る、こういう「なんか良いな」とか「その感じ良いですね」に特に当たることが出来る気がします。
 
 欲しい本のリストがまた長くなるのが難点といえば難点です。

短歌ください

『短歌ください』
穂村 弘(著/文)
発行:KADOKAWA

【感想】
 雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載されるコーナーの書籍化。
 テーマや自由題に対し読者が短歌を投稿し穂村さんが講評していきます。

 いやー、面白いですね。

 重いのもあれば、軽いのもあって、また自分に無い感性なんかにも手軽に触れられます。

 ・総務課の田中は夢をつかみ次第戻る予定となっております。 (辻井竜一)
 ・父母の宇宙言語に相づちを地球技術でうつだけの俺 (虫武 一俊)
 ・テスト前何だか気分が昂ぶって頭の中がリオデジャネイロ (赤井りんご)

 とか語感だけでも楽しい。

 穂村さんの講評に対し、「なるほど」とか「いやいや」とか素人目線から無責任に突っ込みながら楽しんで読み進めておりました。

ショートソング

『ショートソング』
枡野 浩一
集英社文庫

【感想】
 穂村さんの「短歌ください」を読んで、そういえば、短歌を取り上げた小説があったよな、と思い出して手に取りました。

 著者がもともと歌人というのもあるのか、小説としておすすめかと訊かれると、うーん、という感じでは有りますが、一章ずつが短いため読みやすくはあります。

 出てくる短歌も実際に色々な人が発表したものを借りているようです。

 お気に入りの一首を見つけたら、巻末の参考から出典元にアクセスすることができますのでそういう使い方も良いかもしれません。

 個人的には、昔から好きだけど作者を知らず、調べることもなかったある作品に、思いがけず再会できて良かったです。

「こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう」枡野浩一

この短歌は著者の作品だったみたいです。 

まとめ

 短歌は、短い文字数の中に深い思考や情景描写が込められた日本独自の詩形です。
 村弘氏や工藤吉生氏などの著名な短歌作家の本を紹介しましたが、その魅力に惹かれている方には、きっとその良さをりかいしてもらえると思いますし、理解できないこともまたそれはそれで色々な世界を楽しめたのだと思えた方が徳をします。

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